■ご先祖に守られる「神秘十字線」は本当に珍しい相なのか
手相学では、下図のように、感情線と頭脳線の間(方庭)に縦線(運命線)と横線で作られ、十字が現れている相を「神秘十字(線・紋)」と呼んでいます。

この相があると、

「ご先祖や守護霊から守られていて、災難、災害、ピンチも回避して助かる」

「霊感や、第六感、直感が鋭く、くじ運や先見性を持った能力が発揮できる」

「スピリチュアルや神秘的なもの、信仰心に興味を持ちやすく、感受性が高い」

という意味があります。

ですが、私の経験上、ギャンブルやくじ運のような無形的な単なる直観力と言うよりは、観察力、洞察力に優れた敏感な察知能力があり、周りの出来事や人の気持ちを読むことが出来る力と読みます。

その結果、霊感のような感じ方や、先を見通してトラブルを回避出来る力になっているのではないかと思っています。

そのため、ギャンブルでも研究や対策が出来て長期的に統計がとれるものや、人同士の心理戦などで発揮できる能力なので、その場の直観だけの能力には期待しない方が良いです。

理想的な神秘十字線は、努力出来る力と強い意志により自力で運勢を切り開いていけるしっかりした乱れの無い運命線が、縦線として、中指の下まで直線的に延びているのが良く、横線については、占い師により意見が分かれるところですが、斜めにならず、出来るだけ真っすぐな横線であり、運命線を中心に左右対称となる濃い線ほど神秘十字線の意味を強める強運が得られます。

そして、横線は単独で現れていても構わないのですが、より効果が高い神秘十字線は、感情線と頭脳線を橋渡しして繋がる線になっていれば、真の神秘十字線となります。

よく神秘十字線は、数百人に1人しか現れない珍しい相であると書かれていたりしますが、その基準が鑑定師によりかなり異なります。

薄い線、細い線も含み、どんなに短く多少斜めでも方庭に十字があれば、神秘十字線という見方をする方もいて、その場合は、2,3人に1人はいるので、全く珍しくありません。

それを神秘十字線と言うことは否定しませんが、その意味の効果はかなり弱くなると理解していただきたいです。

数百人に1人というレベルは、上記の理想の形があり、さらに濃くしっかりした乱れや切れが無い運命線、横線での十字が両手にある場合であり、それはかなり珍しく、神秘十字線の強運が充分に得られると言えます。

これは神秘十字線なの? 十字紋や×紋は障害線ではないのか?

一般的に、十字線(紋)と呼ばれる線は主に「停滞」や「困難」「トラブル」を意味していて、運命線を横切る横線も障害線として捉えることが多いですが、方庭での横線で出来る十字紋は、神秘十字線として例外的な意味を持ちます。

前項で書いた理想の線でなく、短く薄い十字でも神秘十字線と言っても良いですが、意味は弱くなり、鑑定師によっては、障害線、病理紋と捉える場合もありますので、それっぽい神秘十字線が観えていても、過信しないで、努力を続けることが大切です。

神秘十字線の縦線は、中指の下に向かう線であることが条件でもあり、人によっては、運命線が2、3本方庭にある人もいるので、そこに横線がクロスしていれば神秘十字線として観ていただいて問題ありません。
(ただし、他の意味も加わることが多いです)

そして、方庭の十字線でも、中指の下に向かう縦線ではなく、薬指の下に向かう縦線と十字なる相は、神秘十字線ではなく「太陽十字線(芸術十字線)」と呼ばれる線で、鑑定師によっては、方庭でなく、感情線の上にあっても、そう呼ぶ方もいます。

神秘十字線と同様に、困難を示す十字線の中でも例外的に良い相とされていて、薬指や薬指の下の太陽丘の意味する「芸術」「名誉・名声」「人気」「金運」などでの強運を得やすい相となります。

では、神秘十字線なのか、他の線なのか、障害線なのか、迷いそうな見え方についていくつか紹介させていただきます。

感情線が枝分かれして運命線と十字の形を作っている

この場合も、鑑定師により観方は異なりますが、変形の神秘十字線と言って良いと判断しています。

もちろん、見え方として、感情線に繋がっていても、支線や枝分かれの線に観えていなかったり、横線と言うよりは、斜めに運命線を横切ると、別の意味や、障害線にもなる可能性があります。

理想的な形に比べ、十字となる横線が左右対称になりにくく、感情線の支線の意味が強くなるので、神秘十字の直観的能力や災難からの回避のような意味は弱まりますが、感情線の下に出る支線のため、感受性豊かな優しさや感情表現の幅が広い周りへの気配りにより、敏感に察する霊感的能力や、周りの人やご先祖に守られる人格になりやすいと考えられます。

また、横線が真横に延びる支線は、メインの感情線が上に昇り、しっかりした太さもあれば、人間的な優しさに繋がりますが、細かく薄い支線が多いと、マイナス思考で、自信のない消極的・保守的な優しさになってしまいますし、逆に支線が太く長くなるほど、同じ深い愛情でも、献身的な愛情より、自分よがりの独占欲や利己的な愛情になりやすいです。

ですが、その一途な情熱が成功しやすい相とも言えます。

頭脳線が枝分かれして運命線と十字の形を作っている

この場合も、鑑定師により観方は異なりますが、変形の神秘十字線と言って良いと判断しています。

もちろん、見え方として、頭脳線に繋がっていても、支線や枝分かれの線に観えていなかったり、横線と言うよりは、斜めに運命線を横切ると、別の意味や、障害線にもなる可能性があります。

この場合も、神秘十字線の意味より、頭脳線の支線の意味が強くなり、頭の使い方が器用で、マルチな志向を持てる頭の良さを表し、運命線と十字を作ることにより、周りが良く見える観察力や洞察力に優れた行動が出来るため、経験が増えるほど、直感も働きやすくなって、いろいろな災難や失敗も避けることが出来る神秘十字線のような力を発揮できます。

ただし、感情線同様、真っすぐ強い線が出すぎると、合理的で利己的な現実主義者になりやすいです。

その分、リーダーシップがとれる経営者気質にもなって、成功しやすいとも言えます。

横線が斜めだったり、感情線・頭脳線を横切るような線が十字を作っている

この場合は、「障害線」となっている可能性が高いです。

感情線や頭脳線に直交するほど(横線ではなく斜め線になるほど)主要線を横切る障害線になり、運命線を横切る障害線にもなりやすいです。
別記事「恋愛線は出会いのご縁? 別れの障害線?」参照)
別記事「この線は開運線? それとも障害線?」参照)

また、感情線や頭脳線を横切っていなくても、斜めに運命線を横切る線は、仕事や人生の環境変化として横やりのような障害が起きる鑑定になりやすいので、吉凶相反する見え方として見極めが難しい場合があります。

マスカケ線や、変形マスカケ線が十字を作っている

純粋なマスカケ相の場合は、方庭が無いため、基本的に神秘十字線にはなりません。

ほとんどの鑑定師は、純粋なマスカケと運命線が十字になっていても、神秘十字線としては観ないと思います。

ですが、理想的な神秘十字線の横線は、感情線と頭脳線を橋渡ししていて、変形マスカケ(準マスカケ)にもなりやすい見え方です。

そのため、純粋なマスカケの場合は、神秘十字線にはなり得ませんが、マスカケの現実的行動力や自尊心の高い経営者気質となるリーダーシップと情熱的愛情を持って、運命線の人生を切り開く力、強い意志を持って努力できる仕事運を活かせる強運がある資質なので、理想的な神秘十字線と同様に、時代の先を読める先見の眼があり、遺伝性の高いマスカケは先祖からの体質を受け取りやすく、見守られている縁の強さにも繋がります。

また、変形マスカケの場合は、感情線・頭脳線のなごりや、補助的な支線として現れていることが多いので、疑似的な方庭に十字が出来ていると考えて、変形の神秘十字線があると考えます。

純粋なマスカケの場合の十字は、神秘十字線の要素は持つものの、我の強さや頑固さの強い自己本位的な考えが出やすいワンマン社長的な印象がありますが、変形マスカケの場合は、補助的に現れている感情線や頭脳線の現れ方により柔軟な思考や感情の持ち方も現れます。

この場合は、頭脳線と感情線を橋渡ししている横線と観るのか、変形のマスカケとして観るのかは、横線の強さや見え方により異なりますので、熟練した鑑定師に観てもらうのが良いと思います。
(別記事「マスカケ線は徳川家康にもあった天下取り相?」参照)

「掌紋医学」から観た神秘十字線

手相学では、ご先祖に守られて、災難を回避することが出来たり、霊感や直感・第六感が働く神秘的な強運の相として神秘十字線を観ますが、掌紋医学としての観方では、「心臓」「脳」などの血液循環器系への過度な負担を表していて、動脈硬化、高血圧、心筋梗塞や、脳梗塞などのリスクとなるので注意が必要です。

方庭の運命線は働き盛りでの頑張り過ぎ、不摂生に注意

頭脳線と感情線の間に現れるしっかりした運命線は、流年法で観る、35~56歳に相当し、この位置での運命線が濃いほど、「心臓」「脳」への血流障害が起きやすい意味となります。

手相学では、「ラッキーM」と言われるような幸運のM字に、この運命線が必要ですが、成功する運勢や資質を持った人ほど、努力をして昼夜問わず頑張ったり、生活習慣・食生活が乱れる不摂生をしやすいので、健康面では真逆の身体の酷使やストレスで臓器に負担をかけて病気になる運勢を示唆してしまいます。
(別記事「「成功者相」は「大病しやす相」?」参照)

運命線に直交する横線は「障害線」
方庭での横線は「過敏な精神的負担」に注意

掌紋医学での、神秘十字線は「心不全などの心臓疾患」のリスクとして観ることが多く、障害線となる十字紋の考え方が強いです。

また、運命線に直交する線は、方庭内でも障害線としての意味もあり、流年法では35~56歳の間の障害線として読んだり、心臓や脳の血流障害(血液不足、停滞)の現れとして観ます。

症状として、手の赤み(斑点)や、青み(青筋)が特に左手に観えたり、自覚症状として心拍の遅さ、めまい、呼吸困難などがあるようであれば、病院で診てもらった方が良いです。

方庭の横線は、心臓や脳との関係が深く、神経系、精神的負担との繋がりにもなります。

つまり、方庭の太い横線は、過度な心臓への負担(マスカケを代表とした見え方)や高血圧などから、イライラしやすく短気になったり常に忙しく動く身体の酷使になりやすいです。

細かい横線が多いのは、神経が過敏な神経質となって、マイナス思考で細かいことも気になってしまうストレス体質になるので、いつも気が張って、心臓や脳が休まらない精神的負担が強くなります。
(別記事「手の平のしわが多いとうつ病になりやすい?」参照)

ですが、裏を返せば、それだけ敏感に世の中の出来事や人の動きを察知することが出来る能力になるので、身体への負担は大きいですが、神秘十字線の意味となる強運を掴み取る力にもなりやすいのです。

ご先祖に守られていると過信して怠ければ、線は薄くなったり消えてしまいますし、頑張り過ぎて不摂生が続くと、線は太く濃くなり過ぎて、身体を壊してしまいます。

神秘十字線が、あることでの意味を知っていただき、ご自身の才能を信じて無理の無い計画で、先を見通す力を発揮していただければ幸いです。

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★鑑定師:手相鑑定士 花岡正人
「恋愛・結婚」「仕事・適職」「金運・ギャンブル運」「人間関係 ( 職場・友人・親・子・夫婦 )」「健康・弱い部分(体質)」 など、気になる運勢を鑑定します。
また、じっくり深く鑑定されたい方や広く総合的に鑑定されたい方は、単純な手相鑑定だけでなく、「爪診断(性格・健康)」「指紋診断(生まれ持った身体の強さや性格)」も観ることができます。

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手相110番(花岡正人)
鑑定歴35年以上、25,000人以上を鑑定 都立高専在学時高専祭にて「占い館」を開催し中小企業特別賞受賞。 以後手相を独学で研究。大手企業にて開発・研究・デザイン業務をしながらプライベートで多くの方を鑑定し手相の知識を深めました。 40 代より社員教育や人事・管理業務も経験し、メンタルヘルスマネジメント資格取得やNPO法人認定心理カウンセリング・コーチング1級などのカウンセリングも学び「コミュニケーション手相」を実践。 鑑定により「心の健康」を提供できるように取り組んでおります。 2008年に個人事業MASAHITOを設立。手相セラピストとして活動中。 各種イベント鑑定、講座、出張鑑定などを行い、多くの人の心に寄り添う鑑定を心掛けています。 ・「手相110番」ホームページ   https://tesou110.wixsite.com/tesou110 ・スキルマーケット「ココナラ」にて手相鑑定出品中   https://profile.coconala.com/users/55789 ・感度高め女子のライフスタイルメディア「ウラスピNavi」にて執筆中   https://uraspi.com/author/hanaokamasato